まい だいあり~

日々の何気ないできごとを綴っていきます。

歯科医院選びの難しさ

今の時代、コンビニの数より歯科医院が多いと聞いたことがありますが、どこの駅でも歯科医院の看板を目にします。クリーニング程度であれば値段が安くて保険診療をしてくれるところであれば、どこでもいいのかもしれませんが、検診、虫歯の治療、もっと複雑な神経の治療となると話は別です。

私自身、歯科医選びの需要さを思い知ったのは2件の出来事があります。
まず1件目は20年程前に近所の歯医者さんで治療してもらったはずの歯が、5年経ってから痛みだし、別の歯医者でみてもらったところ、これどこで治療したの?治療が終わっていないまま冠がかぶせられている、歯を失うことになるのでブリッジかインプラントを考えてください。

私は23万円程、払ってブリッジにしました。最初から、治療技術の優れた先生に診てもらえば歯を失うことも、大金を払って治療することもなかったでしょう。
2件目は虫歯で神経の治療に通っていました、モデルや芸能人もくるというホワイトニングでオシャレな街にある有名な医院です。

詰め物が安いので選びましたが、1年経っても神経の治療で痛みが取れず、完治しませんでした。
疑問に感じ、今度こそはネットで、それなりの歯科大学を出て大学院を修了し、研究熱心な先生で根幹治療を得意とする歯科医院へ行きました。
その先生、私の治療中の歯をみて絶句。「こんな治療じゃ治るものも治らないです。全部やり直します。」

私はこの先生に助けられ、歯を失うことなく治療を終えました。
歯医者を選ぶときに、私は保険の効かない詰め物(セラミック、ハイブリッド)を選ぶのでどうしても、自由診療が高い医院は敬遠してました。
でも、歯の健康はお金に変えられないですね。

以来、私は必ず先生の経歴チェックから入ります。
どこの大学院を出て、どこの大学病院で経験を積んだのか?
大学を卒業してすぐに開業していないか?所属学会はどこか?
勉強会などに参加して研鑽しているか?新しい技術の習得に積極的か?
そして、詰め物の料金ですね。なかなかすべてが揃っている歯科医院は少ないですが、自宅から近いというだえではなく、一生にかかわることなので、先生の経歴や口コミ(本物の)を確認してから行くと、リスクが下がるのではないでしょうか。
現在、矯正歯科を探していますが、患者数が少ない上に口コミが少ないので苦労しています。

日本にも歯科医の免許更新制度や、治療ミスに対する通報窓口ができることを望みます。
治療ミスに対しては、調査して悪質な場合は免許はく奪などの制度も必要でしょう。
お金儲けとしか考えていない医師も多いです。

いつか読んだお話が現実になったようだと思ったこと

久しぶりに叔母の家に遊びに行ったら、リビングのソファにクッションと見間違うような巨大な猫が寝そべっていました。
「あれ、猫飼ったの。」と聞きました。
どうせならもっと幼い子猫にすればよかったのに、という私に叔母が言った言葉にびっくりしたのです。

「飼った覚えはないんだけれど、しょっちゅう庭に来るから餌をやっていた野良猫がいつの間にか居候になっていた。」と言うではないですか。
え、どういうこと、と聞き返しました。

叔母によると、ある日突然庭に「大きいけれど?せている猫がやってきて窓から家の中をじっくりと眺めるようになった。」そうです。
あまりにもお腹が空いていそうだったので、ちょっとかわいそうになって夕飯の残りを少しあげたといいます。
その日以来、2日毎くらいのリズムでその猫がやってきては窓から家の中をのぞく、ということをし始めました。

最初は「野良猫に餌をやっているとゴミ箱を荒らすようになったりするかな。」と思って叔母も迷ったそうです。
近所迷惑になっても困るし、ということでやってきても知らん顔していたときもあったと言います。

ところがその猫は餌をもらってももらわなくてもやってきて一定の時間、窓の前に座って家の中をのぞいています。
餌をやったとはいえ、そばに近づこうとするとその場から少し離れたところに移動して、また座って叔母の方を見ていたそうです。
それが半年ほど続いた頃、ある日突然そばに行っても逃げなくなり、やがてやってきたらリビングの窓を前足でカリカリとして「来ましたよ。」と合図するようになったのです。

その頃には叔母のほうもすっかり猫となじんで専用のキャットフードなどを買っておいて、来るのを待っているようになっていました。
叔母はこの猫に名前までつけて「外猫」として扱うことに決めたといいます。
近所のゴミ箱を荒らしたりすることのないように餌は与える・もし雌猫で子供を産むようなことがあれば責任を持とうとも決心していたと話してくれました。
でも猫のほうはここまで来てもまだ家の中にまでは入ってくることはなかったのです。

このまま外猫でもいいか、と叔母が思ったころこれまた突然に餌を食べ終わった猫が自ら家の中に一歩入り、その場で毛づくろいしたそうです。
頭を撫でようとしても大人しくしているので、撫でてやると叔母の顔をじっと見ながらほとんど声を出さないけど口の形だけでわかるように「ミャーオ」と鳴いたそうです。

その日を境に猫は叔母の家にすっかり腰を落ち着け、獣医さんにも連れて行ってもらい・専用の寝床・おもちゃなどを買い与えられました。

おそらく、6,7歳だろうと思われるというこのオス猫、まさしく私が昔読んだポール・ギャリコの「猫語の教科書」そっくりの展開で叔母の家に住み着いたわけです。
この本は「野良猫が理想の飼い主を見つけるための指南書」という形をとっていた面白い本でした。
まるでその本で勉強してきたかのような展開に本当にびっくりしたのです。

「窓から家の中を見ている間は、きっと小さい子供がいないか・犬がいないかなんかチェックしていたのかもしれないわね。」という叔母に全く同感です。

今では定期的に「お風呂」にも入り、冷蔵庫の扉を誰か開けるために「ハムか・チーズを一切れ」もらうために急いでやってくるというこの猫、すごいなと思いました。
野良猫時代、人慣れはしているけれど用心しているという様子を見せていたというこの猫、もとはどこかの飼い猫だったのかもしれません。
引っ越しで置き去りにされたのか・自ら引っ越しすることを決めたのか「次はもっといい家庭を」と落ち着き先を物色していたとしか思えないのでした。

もともと動物好きの叔母は「せっかくこの子が私を飼い主と選んでくれたんだから、一緒に暮らしていこうと思ったのよ。」と言います。
こういう出会いもあるんだなあと思ったのでした。

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事故車を購入してしまった経験談

私は過去に1度、事故車を購入してしまったことがあります。もちろん事故と知って購入したわけではありません。私は車には興味はあるものの車の知識があまりなくただ値段の安さや見た目の奇麗さなどで判断してよく車も見ずに車を決めていました。

当時、私が購入した車は平成9年式のホンダのシビックSiRです。俗にゆう走り屋にあこがれて少しレーシーにチューニングされたシビックが欲しくてインターネットの個人売買で理想的なシビックを発見し一目ぼれをしました。低い車高に太めのタイヤにレカロシートとVTECのサウンドが心地よいマフラーすべてがかっこよく見えてすぐに出品者と連絡を取り購入したい意思を伝えました。

すぐに車両と代金を受け渡す段取りが決まり待ち合わせ場所で受け渡すことになりました。間近でみても自分の理想とピッタリの仕様の車で改めて気分が高鳴りました。しかも購入前に「軽く乗って確認してみませんか?」と出品者さんがゆってくれたので軽く近辺を流して走ることにしました。交通量のある所なのでスピードこそ出しませんでしたがその時点ではまだこの車両が事故車であるとは気がつきませんでした。無事に現車確認が終わりお金の受け渡しも終わり自宅まで帰ることにしました。

早速名義変更の申請を出し保険の切り替えをしました。次の週末に走りこもうと気分が高ぶって眠れぬ日を過ごしたのを覚えています。そして待ちに待った週末がやってきました。初ドライブは地元から30分ほど車を走らせた辺りにある峠に行くことにしました。この峠は車が大好きな人たちがワインディングを楽しむスポットとしてひそかに人気のある峠です。その峠を走りこんでいた時にシビックの異変に気がつきました。ストレートで加速していくとスピードがのってくるにつれてハンドルがブルブルと振動していることに気がつきました。さらにコーナーを曲がり終えた後のハンドルの戻ってくる力が鈍くてまっすぐ走っていても左によっていくような感覚がありました。車屋さんで調べてもらったらフレームと足回りに事故の痕跡がありアライメントが崩れているとのことでした。

個人売買だったので出品者に連絡を取ってみるもすでに番号が変わり消息不明になっていました。よく確認しないで購入した私に責任がありますが本当に悔しかったです。これ以後は車のことをもっと知るために雑誌を読み勉強し車両購入の際にも慎重に事故の有無を調べるようにしてます。

ススキとセイダカアワダチソウのお話し

皆さんはご存知だったでしょうか?
秋に河原や野原で群生している、ススキとセイダカアワダチソウの関係を。
ススキは日本をはじめ、朝鮮半島や中国・台湾に分布してるイネ科ススキ属の植物で、秋の七草にもなっていますね。
セイダカアワダチソウは北米原産の外来種で、明治末期ごろまでは日本に自生していなかった植物なんです。

ススキの方は皆さんも馴染みが深いので、いまさら説明は不要と思いますが、セイダカアワダチソウの方は少し説明をしてみましょう。
よく見る植物ですけど名前を知らなかっただけで、言われると「あぁ!あれね」とわかるのではないでしょうか。
よく河原や野原に群生していて、背が高くて(1.0~2.5m、高いものでは3.5~4.5m)黄色い小さい花をいっぱいつけている植物です。
場所によってはセイダカアワダチソウだけで、またはススキと一緒になって群生しています。
このセイダカアワダチソウはその姿形から、花粉症の原因になるブタクサとよく間違われるみたいですね。
セイタカアワダチソウの花粉は、大きくて風では飛ばずに虫に花粉を運んでもらう虫媒花ですから、花粉症の原因にはなりません。
ところで、セイダカアワダチソウが日本に入ってきたのは明治末期ごろと言われ、昭和40年代から全国で一気に繁殖し始めました。
そのことから侵略的外来種に指定されていて、各地では刈取り・抜取りなどの駆除活動が行われていますね。

ここでセイダカアワダチソウの繁殖力と特異性を紹介しましょう。
セイダカアワダチソウの根は植物の発芽・成長を妨げる物質を持っていて、それを分泌して周囲の植物を駆逐します。
またその物質は植物だけでなく、土壌を肥沃にする動物(モグラ、ミミズなど)や昆虫までも排除してしまいます。
これを「アレロパシー作用」と言い、独占的に繁殖する領域を作ってしまうんですね。
この作用によって、同じような場所で生育するススキは、繁殖する場所を奪われ一時的には壊滅的な打撃をうけました。

しかし、セイダカアワダチソウにも致命的な弱点があったのです。
それはある程度の単位の群生になってくると、自分自身にもアレロパシー作用を及ぼしてしまうのです。
つまり周囲に自分以外の植物がいなくなると、自分自身の発芽・成長も妨げ、自らも数を減らすという特異性ありました。
そして、あれほど栄えたセイダカアワダチソウも平成の時代になってくると勢いが衰え、日本古来の在来種であったススキが再び勢力を増してきました。
ススキはセイダカアワダチソウによってやせ細った土地に再び栄養を取り戻し、アレロパシー作用を及ぼす物質を消化分解します。
今や川原や野原には再びススキが繁殖し、昔ながらの日本の原風景に戻りつつありますね。
ちなみに北米では日本と逆の現象が起こっていて、ススキが侵略的外来種として繁殖しているそうです。

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歯がきれいだとテンション上がります。

子供のころ、わたしは前歯がガタガタ、そして八重歯でした。歯が気になり、大きく口を開けて笑う事が非常に苦手でした。つい、口に手をあてて笑ったりしていました。みんなで楽しい話をして笑いあっているときもわたしの歯を見て笑っているのかなとも思ったりもしました。

幼いころからずっとその様な生活をしながらも歯を矯正する時間もなく、結婚しました。子供二人に恵まれ、子育てをしていました。二人目が生まれて間もないころ、歯の噛み合わせが非常に悪い様な気がして歯医者に行くと矯正歯科を紹介されました。どうやら出産により、歯ならびが前以上に悪くなっていました。歯は一生付き合うもので、あと何十年も美味しいものを美味しく食べたいと思い、お金もかかることは承知で矯正を開始しました。主人は何故大人になった今、矯正をするのかとあまり賛成をしてくれませんでしたが、なんとか説得しました。

幼い子を連れて毎月矯正歯科に通うのは大変でした。予約制の矯正歯科のため、子供の体調云々もあり予約を急遽変えてもらったりと矯正歯科の方にも随分とご迷惑をかけたりもしました。わたしの処置中は連れて行っている子供の面倒を受付の方に見ていただいたりもして、みなさんに協力していただきながらの矯正でした。

矯正中は食べたものが器具にはさまったり色の濃いものを食べるとゴムに色がついたりするので小まめな歯磨きが必要で本当に大変でした。子供も寝かしつけながら寝てしまうことも多々あり、起きて歯磨きをして再度寝たりした事もありたした。

しかし、矯正中は見る見る間に歯がキレイになり、本当に嬉しかったです。矯正歯科の先生に八重歯がどこにあったのか分からないねと言われ、わたしもどんどん笑顔が増えました。
昔はニコニコ笑う事も苦手でしたが、今は明るく元気に大きな口を開けて笑える様になり、人生バラ色とはこのことです。矯正後に出来た友人に昔の写真をみて、歯がガタガタだったころを見せて全然違うねと言われることが何より嬉しいです。矯正したおかげで顎も細くなり、痩せた様に見えるのも嬉しいです。

プールの空いている時間を予測して悠々と泳いだ

本日はスイミングプールに娘と息子を連れて行ってきました。
娘も息子も泳ぐことが大好きなので、遊ぶためのプールではなく、真剣に泳ぐことのできるジムのようなプールに連れていきました。
そのプールは、普段真面目に運動をすることが目的の社会人でいっぱいのプールであり、週末ともなると、非常に混むのですが、私は、長年このプールに通っているので、一瞬、プールの人の波が消える時間帯を熟知しています。
それは、12時から午後1時の時間帯です。

丁度、朝からプールでトレーニングをしていた人が帰り、午後からのトレーニングをする人が来る前の時間なのです。
今日も、私の人混みを避ける作戦は大成功でした。
丁度、朝からトレーニングした人が帰るために駐車場を出るところだったので、入り口そばの駐車スペースに車を停めることにも成功しました。
本来ならば、プールの建物から離れた駐車場に車を停めたほうが、歩く分、カロリー消費になるのですが、子連れなので、今日はプールの入り口前のほうが都合がよかったのです。

子供達が長い距離を歩くことに文句をいうだろうことを予想しました。
子供達もニコニコ顔で水着に着替えました。
プールのドアを開けると、案の定、空いていました。
なんと親子3人で一つのレーンを占領できるほどでした。

知らない人と同じレーンを使う時は、あまりに遅く泳いだら、迷惑をかけそうだし、自分が速く泳ぎたいのに、前の人がいて進めないなど、いろいろとストレスがたまりますが、我が子ならば、多少、ぶつかっても平気ですし、気持ちよく泳ぐことができました。
我が子たちは二人ともスイミングスクールに行っているので、実は私よりもずっと速く美しいフォームで泳ぐことができます。
私が水しぶきをあげて必死に泳いでいる姿を見て、子供たちが、軽く笑っていましたが、気にしません!
私の目的は運動をして、体の脂肪を燃やすことだからです。

1時間程私はクロールをしました。
子供達は、クロール、背泳ぎ、バタフライ、平泳ぎなどの一通りのレパートリーを試していたようです。
最後にスパに入ってシャワーを浴びて帰りました。
あまりに疲れたので、夕飯作りはパスでピザをオーダーしてしまいました。

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新入社員当時のビジネスホンの思い出

大学を卒業し、初めて社会人になって会社で働き始めた時の事を忘れることができません。
IT関連の会社に入社し、社内のコールセンター部に配属されました。仕事は主に顧客からの電話対応でしたが、コールセンターの仕事を始める前にまず指導されたのが、社外からかかってきた電話をとるという事です。つまり社内の電話対応です。電話は基本的にコール3回以内でとり、社名を名乗ったら相手の名前と取次先を確認します。

今は多くの会社でビジネスホンが導入されているため、社内転送も個人の番号をプッシュするだけで簡単に取り次ぐことができます。とはいえ、最初のうちはビジネスホンの扱い方が分からず、試行錯誤したり、時には失敗もしました。あせって電話をとると、自分が外線の何番で電話をとったか分からなくなり、転送するときに困り、結局電話の取り次ぎ先の人が自分の席まで来て電話に出てくれたり、と今思えば赤面するような失敗もたくさんありました。また違う外線番号を伝えてしまって、社内で回線が混乱したこともあります。本当に失敗ばかりでしたが、このビジネスホンになれるのには時間がかかりました。

本来の業務のコールセンターの電話対応も内容が難しく、電話が鳴るたびに緊張しましたが、私にとってはこのビジネスホンの取り次ぎも同じくらい緊張しました。特に入社した会社は主に男性ばかりの会社だったため、同じフロアに女性がほとんどいませんでした。社外からの電話対応は女性の仕事という観念が根強くあったため、めったに男性社員は電話をとることもなく、女性の負担が大きかったです。本当に様々失敗続きのビジネスホンの電話対応でしたが、その会社で失敗して学んだおかげで、その後どの会社で働いても社外からの電話対応が楽になりました。今は専業主婦となりビジネスホンとは無縁の生活ですが、子供が成長したら仕事を始めようと思うので、その時にはまたビジネスホンにお世話になるかもしれません。