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まい だいあり~

日々の何気ないできごとを綴っていきます。

ススキとセイダカアワダチソウのお話し

皆さんはご存知だったでしょうか?
秋に河原や野原で群生している、ススキとセイダカアワダチソウの関係を。
ススキは日本をはじめ、朝鮮半島や中国・台湾に分布してるイネ科ススキ属の植物で、秋の七草にもなっていますね。
セイダカアワダチソウは北米原産の外来種で、明治末期ごろまでは日本に自生していなかった植物なんです。

ススキの方は皆さんも馴染みが深いので、いまさら説明は不要と思いますが、セイダカアワダチソウの方は少し説明をしてみましょう。
よく見る植物ですけど名前を知らなかっただけで、言われると「あぁ!あれね」とわかるのではないでしょうか。
よく河原や野原に群生していて、背が高くて(1.0~2.5m、高いものでは3.5~4.5m)黄色い小さい花をいっぱいつけている植物です。
場所によってはセイダカアワダチソウだけで、またはススキと一緒になって群生しています。
このセイダカアワダチソウはその姿形から、花粉症の原因になるブタクサとよく間違われるみたいですね。
セイタカアワダチソウの花粉は、大きくて風では飛ばずに虫に花粉を運んでもらう虫媒花ですから、花粉症の原因にはなりません。
ところで、セイダカアワダチソウが日本に入ってきたのは明治末期ごろと言われ、昭和40年代から全国で一気に繁殖し始めました。
そのことから侵略的外来種に指定されていて、各地では刈取り・抜取りなどの駆除活動が行われていますね。

ここでセイダカアワダチソウの繁殖力と特異性を紹介しましょう。
セイダカアワダチソウの根は植物の発芽・成長を妨げる物質を持っていて、それを分泌して周囲の植物を駆逐します。
またその物質は植物だけでなく、土壌を肥沃にする動物(モグラ、ミミズなど)や昆虫までも排除してしまいます。
これを「アレロパシー作用」と言い、独占的に繁殖する領域を作ってしまうんですね。
この作用によって、同じような場所で生育するススキは、繁殖する場所を奪われ一時的には壊滅的な打撃をうけました。

しかし、セイダカアワダチソウにも致命的な弱点があったのです。
それはある程度の単位の群生になってくると、自分自身にもアレロパシー作用を及ぼしてしまうのです。
つまり周囲に自分以外の植物がいなくなると、自分自身の発芽・成長も妨げ、自らも数を減らすという特異性ありました。
そして、あれほど栄えたセイダカアワダチソウも平成の時代になってくると勢いが衰え、日本古来の在来種であったススキが再び勢力を増してきました。
ススキはセイダカアワダチソウによってやせ細った土地に再び栄養を取り戻し、アレロパシー作用を及ぼす物質を消化分解します。
今や川原や野原には再びススキが繁殖し、昔ながらの日本の原風景に戻りつつありますね。
ちなみに北米では日本と逆の現象が起こっていて、ススキが侵略的外来種として繁殖しているそうです。

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